emomo’s blog

大学生が日々感じた事などをただただ記録して行きます。

もっと評価されるべきアニメシリーズ「残響のテロル」

 残響のテロル | アニメ動画見放題 | dアニメストア

 イントロダクション

 

 

 

もう夏にも終わりが近づいていますね。

 

先日、2014年の夏にテレビで放送されていた残響のテロルを見返しました。私にとって夏といえば、この作品です。あまり注目はされていないマイナーな作品ですが、完成度も高く見応えがあるので、今回はこの作品について少し紹介したいと思います!

 

世の中では、鬼滅の刃やひと昔前に流行った進撃の巨人などが注目されがちですが、個人的にはそれと同じぐらい面白い作品がたくさんあるんです。

そんなマイナーな作品の良さを、少しでも知って頂ければ良いな、と切に願います。

 

 

 

音楽がとにかくカッコいい

 

まず、この作品の最初の見どころは、音楽です。これは見どころというよりも聴きどころというべきでしょうか(笑)OP、ED、サウンドトラック全てがすんばらしいんです。

 

では早速、オープニングの "Trigger" Yuuki Ozaki を含むPVをご覧ください。

 


「残響のテロル」第二弾PV

 

 いかがでしょうか?

カッコ良くないですか?????

この作品の物語や設定も素晴らしいのですが、それを際立たせているのはこのなんとも言えない独特の雰囲気を放つ音楽たちだと思います。

 

ちなみにこちらはEDです↓

 


Aimer 『誰か、海を。』MUSIC VIDEO(FULL ver.)

 

 

これだけ音楽に引き込まれてしまうのもそのはず。なんと、あの創聖のアクエリオン」「マクロスF」「攻殻機動隊S.A.C」「坂道のアポロンなどの音楽の担当をされた、菅野よう子さんが音楽の担当をされているんです。

 

これを知った時には本当に驚いたのですが、菅野よう子さんが担当されたアニメの一覧を見てみると、ほとんどドストライクのアニメで埋め尽くされていました。もし、彼女の音楽が好きでしたら、残響のテロルも気に入るかも知れません!

 

物語が洗練されている

 ここから私の主観が入りますが、最近のアニメは見応えを感じづらくなってきているように思います。なんというか、観ているうちに結末を予想できてしまったり、話が進むテンポが遅すぎて途中で見続けることを断念したり... 。あと、キャラクターがみんな似たり寄ったりだとか。

 

そんな中、予想外の展開、独特の雰囲気、そして次の話を期待してしまうワクワク感を得られたのがこの「残響のテロル」です。アニメの名前からも分かるように、この話は主に、ナインツエルブという2人のテロリスト、そして彼らの罪を暴こうとする柴崎という刑事とのやりとりの物語です。

 

テロリストと言うと、9.11やサリン事件などからマイナスのイメージを抱くことが多いと思います。しかし、残響のテロルの主人公2人はテロ襲撃をする際、絶対に人を殺しません。なぜなら、彼らの目的は他にあるからです。

 

この物語を観ていく上で、重要な役割を果たすのが彼らがテロを起こす理由です。もしこれから見始める方や、もう一度観てみようという方がいれば、彼らの行動の意味を考えながら観ると面白いかも知れません。

 

物語終盤に行くにつれ、彼らの行動の意味が少しずつ分かってきます。

 

なぜあまり評価されていないのか?

 

これまでこの作品の良いところばかりに注目してきましたが、なぜこの作品はそこまで注目されていないのでしょうか。

 

理由のひとつとして、この作品のヒロインであるリサが挙げられます。調べてみれば分かりますが、彼女の事を調べるとかなりの頻度でマイナスな意見が見られます。

 

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彼女は、主人公2人と同じ学校に通う高校生で、とあることをきっかけに彼らの起こした事件に巻き込まれてしまいます。その後彼らと共に行動することになりますが、物語上であまり重要な役割を果たしていないように見えます。

 

更に、ヒロイン特有のいらない面倒事を起こしたりするので、観る人によってはイライラしてしまうこともあるかも知れません、、、

私自身は、ネットでこのような意見を見るまでそこまで気にしていなかったのですが、言われてみればそうかな〜と思ってしまいました。

 

しかし、よくよく考えてみると、ナインとツエルブにとって彼女は唯一彼らに日常を味わわせてくれる、重要な存在では無いのかと私は感じました。特に、ツエルブにとってリサはかけがえのない存在のようです。

 

 

 

もう一つの理由は、ディテールの少なさです。

 

このアニメは全部で11話あり、1シーズン完結です。

しかし、この11話の中で全ての話が詰め込まれているので、説明不十分な箇所がいくつかありました。私も粗末な読解力を埋めるべくネット上のレビューなどを読んで始めてこの話の意味が分かりました。

 

ですが、この消化不十分な感じもこの作品の味だと私は思います。

逆に、曖昧であることによって色々と考えさせられました。

良くも悪くも、「ご想像にお任せします」と言われているように感じます。

 

 

まとめ

 

今回は私の大好きなマイナー作品「残響のテロル」を紹介させて頂きました。

少し興味を持っていただけたでしょうか?もし気になって観てみたという方がいたら、是非感想を教えてて下さい!

 

もちろん人によって合う合わないがあると思いますが、この作品は近年の作品の中でも完成度の高いものですので、よかったら観てみて下さいね !

 

 

もっと詳しく知りたいという方は是非、公式サイトを覗いてみてください :)

terror-in-tokyo.com